History
ヒストリー
全ての人には役割があります。
〝 何の為に生きているのか 〟
真剣に考えるようになり、考えれば考えるほど
それまでの自分に価値を感じなくなりました。
どう生きていきたいのかに向き合わず随分と道を外れ、
良くも悪くも様々な経験をしました。
なによりも時間は貴重ですが、
今の自分になる為に必要な過程だったのだと思います。
人生を回想し、ある時期まで遡るとそれまで
忘れていたとてもワクワクする感覚になりました。
幼少期の二つの思い出
父方の祖父と風呂に入った時。
ワンポイントで流れ星の刺青が入っていました。
初めて見た瞬間は衝撃的でした。
とても格好良く、羨ましく、不思議でした。
子供とは、純粋で疑問に思えばしつこく聞きたくなるもの。
何度聞いても答えは〝 生まれつき 〟でした。
こう答えた気持ちは僕なりによく分かります。
祖父なりの愛情だったように思います。
〝 特別なモノ 〟と感じたきっかけでした。
母方の祖父が家に来た時。
何気なくお願いして描いてもらったキャラクターの絵が
とても上手くて驚き、沢山描いてもらっていました。
気付けば様々なモノを描く事に夢中になり、
考え出したキャラクターにストーリーを考えたり、
陽が暮れてきても外で神社を描いたりしていました。
〝 描く〟事に興味が湧いたきっかけでした。
両親の双方の祖父との思い出により気付かされ、
この道にやって来ました。
それまでが本来の自分の役割ではなかったので
心が軌道修正してくれたのだと思います。
〝 感性とアイディアで人の役に立ちたい 〟
様々な素材、方法での表現の仕方がありますが
人の肉体がキャンパスとなる刺青・TATTOOは、
精神的な芸術だと思います。
作品の大小に関係なく思い、想い、願い、祈り・・・
強く込められています。
頂いたテーマで誇れる作品を生みだし、
少しでも心のレベルを高めるお役に立てれば本望です。
力樹